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純水器は水シミ対策に便利ですが、「実際、洗車ではどう使うのがいいの?」という使い方や、「何回くらい使えるの?」「ランニングコストは?」といったコストが気になりますよね。
結論から言うと、すべての洗車工程で純水器を使う必要はないですし、純水器のランニングコストは買う前からある程度見積もることができます。また、ランニングコストを抑える方法もあります。
この記事では、洗車工程ごとの使いどころ、コスパ・ランニングコスト・交換時期をまとめます。
この記事でわかること
- 洗車用純水器の基本的な使い方
- 純水器を使うべき洗車工程
- 純水器のコスパ・ランニングコスト
純水器をムダなく使い続けたい方は参考にしてみてください。
純水器の基本的な使い方

純水器の使い方は、難しくありません。商品にもよるかもしれませんが概ねは以下のような手順です。
- ホースと純水器をつなぐ
- 純水器に水を通す
- TDSメーターで数値を確認する
少し解説していきます。
①:ホースと純水器をつなぐ

まず、ホースと純水器をつなぎましょう。以下のような経路ができると思います。
純水器によっては小さなコックが付いているので、開きましょう。ホースの方向と平行な方向が開いている状態です。これで蛇口からホースリールや高圧洗浄機まで通水できます。
②:純水器に水を通す

純水器をつないだら、蛇口から水を出して純水器に通します。このとき、接続してすぐの水をいきなりすすぎなどに使うのは避けましょう。最初はホースリール内に残った水道水が出てきます。
この次のTDSメーターで純水になったことを確認してから洗車に入りましょう。
③:TDSメーターで数値を確認する

純水器を通した水を適当な容器に入れて、TDSメーターで純水になっているかをチェックします。TDSメーターの値が「0ppm」になっていればOKです。
毎回コップに水を取って測るのが面倒な方は、コネクタータイプのTDSメーターがあるとかなりラクです。
純水を使った洗車の方法
純水はただの水なので、どの作業に使ってもOK。ただ、水道水よりコストがかかるので、節約して使うのがいいと思います。
純水を使う工程を一覧にまとめてみました。
| 順番 | 洗車工程 | 純水を使う? | 理由 |
|---|---|---|---|
| ① | 予洗い | △ | 次の工程でシャンプーをするので水道水でもOK |
| ② | シャンプー洗車 | × | シャンプー液作りに純水は使わない |
| ③ | すすぎ | ◎ | 水が乾いてもいいように必ず純水を使う |
| ④ | 拭き上げ | ○ | クロスを濡らすときは純水がおすすめ |
それぞれ解説します。
①予洗い:基本は水道水でもOK

予洗いは、水道水でもOKです。
このあとシャンプー洗車をするので、ここから純水を使う必要性はないです。
水道水で予洗いしている途中に水が乾くと、その時点で水シミになる可能性があります。特に、サイズが大きい車や黒い車は注意ですね。
基本は水道水を使いつつ、環境や車に応じて純水も使うようにしましょう。
②シャンプー洗車:使う必要なし

シャンプー洗車で純水を使う必要はありません。もう少し正確に言うと、シャンプー液を作るのに純水は使わなくても問題ありません。
理由は、シャンプーに既に水シミの原因にもなる成分が入っているから。これはシャンプーの洗浄成分そのものだったりするので、仕方なしです。
というわけで、純水でシャンプー液を作ってもあまり意味がないです。水道水でOKです。
③すすぎ:純水を必ず使おう

すすぎでは、必ず純水を使いましょう。
純水でしっかりすすげば、万が一乾いても水シミになるリスクはかなり低いです。
この工程ではガッツリ純水を使っていいと思います。
泡だけ水道水ですすいで後で純水をかけるのはあり?
純水を節約するために、泡だけ水道水で流して後で純水をかけるという方法もあります。僕もやったことがありますが、あまりおすすめしません。
理由は、どこまで純水をかけたか分からなくなるから。
水道水と純水の境目が分からなくなる結果、念のためと思って必要以上に純水をかけることになりがち。そうなると、時間も純水もムダになります。
いさぎよく、純水だけすすいだ方が無難です。
④拭き上げ:クロスを濡らす水は純水を使う

拭き上げでは、純水で濡らしたクロスを絞ってボディを拭きましょう。
ここで水道水を使うと水シミになるのは当然ですが、クロスを洗濯した時に残留しているミネラルや洗濯洗剤の成分が残っている可能性があります。
これらの水シミ成分を落とすためにも、クロスを純水で濡らすことをおすすめします。
ちなみに、濡らすメリットはもう一つあります。それは洗車キズ対策です。
クロスに水分を含ませたほうが、繊維とボディの間に水分が入り込むので洗車キズができにくくなるメリットがあります。
小さな拭き筋くらいなら、純水なので残しても問題なしです。純水ならではの方法でおすすめです。
よくある疑問:純水を使っても拭き上げは必要?

結論、必要とまではいきませんが、やっておいた方がベターです。
こういったことを防ぐという点で拭き上げは効果的。
それでも拭き上げの楽はできる
拭き上げはやっておいた方が無難とは言え、水道水だけで洗うときほど、急いで完璧に拭き切る必要はありません。
水道水に比べれば圧倒的に楽です。
花粉の時期だけは拭き上げが必要
少し注意点です。
花粉の時期だけはできるだけ拭き上げもしましょう。
キッチリ完璧に拭き上げる必要まではないので、短時間で乾くくらいには拭いておくことをおすすめします。
純水器のコスパ・ランニングコスト・交換時期はどれくらい?

結論としては、製品・地域・洗車で使う水量で違うので一概には言えません。
でも、それが実際いくらなのかが一番知りたいポイントですよね。
大丈夫です。ちょっと長いですが、ランニングコストがいくらかかるのかを調べる方法や手順を徹底解説します。
知っておいてほしいこと
純水器が何回の洗車に使えるかは、以下の要素で決まります。
- 純水器の採水量
- 1回の洗車で使う純水の量
採水量とは、純水器が「どれくらいの量の純水を作れるか」を示すものです。この採水量を、1回あたりの純水の使用量で割れば、純水が使える回数を割り出せるというわけです。
式にまとめると以下です。
ただ、「純水器の採水量」の調べ方がクセものです。そのあたりも含めて、1つ1つ手順を説明します。
商品の採水量を確認する
採水量とは「どれくらいの量の純水を作れるか」を示すものだと言いました。ただ、これは水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどの不純物の濃度で変わります。
例えば、僕の使っているピュアニッシュProの採水量の目安はこんな感じ。
- TDS値が 40〜50ppm の場合:約3,600L
- TDS値が 80〜100ppm の場合:約1,800L
要するに、正しい採水量を知るためには水道水のTDS値が必要ということです。
ちなみに、採水量自体は商品スペックなので、基本的には商品の公式HPなど調べることが可能です。
TDS値を調べる方法
じゃあ自宅の水道水のTDSの値をどうやって調べるかがポイントです。調べ方は主に以下2つです。
- TDSメーターで実測する
- 水道局のデータから推定する
TDSを直接計測するのが「TDSメーター」です。これが最も確実で分かりやすいと思います。とはいえ、TDSメーターを持っていない方も多いはず。そういう場合は、地域の水道局のデータから推定する方法があります。
計算方法としては、主に以下2つです。
- 電気伝導率から計算する
- 蒸発残留物から計算する
はい、いきなり難しい言葉が出てきましたね。ちょっと待ってください。簡単です。解説します。
電気伝導率から計算
水道局の公式HPから「電気伝導率」という項目を調べて5をかけるだけ。式にすると以下です。
例えば、東京都港区の電気伝導率を調べてみましょう。4~6月の電気伝導率は18.3(mS/m)です。
以上です。とても簡単ですよね。
蒸発残留物から計算
水道局の公式HPから蒸発残留物という項目を調べて0.7をかけるだけ。式にすると以下です。
同じく、東京都港区の電気伝導率を調べてみましょう。4~6月の蒸発残留物は130(mg/L)です。
以上です。こちらも簡単です。
電気伝導率でも、蒸発残留物でも、どちらで計算しても基本的には問題ないです。
僕の家の場合
上で計算したTDS値が実際どれくらい正確か調べるために、自宅の水道水と比較してみました。
僕の家でのTDSメーター実測値は93です。

僕の住んでいる地域の水道局HPから、ある時期の電気伝導率から計算すると85、蒸発残留物から計算すると98でした。けっこうな精度で実測値を推定できていました。
純水器が使える回数を計算してみる
さて、次は1回の洗車で使う純水の量を考えます。正直、コレは人それぞれなので推定が難しい。洗車のプロの動画を調べてみて、表にまとめました。
N-WGN:ホースリールのみで洗車した場合
| 工程 | 水の使用量 | 使用機材 |
|---|---|---|
| タイヤ・ホイール洗浄 | 8.0L | ホースリール |
| シャンプー作成用 | 7.3L | ホースリール |
| 予洗い | 31.9L | ホースリール |
| すすぎ | 31.7L | ホースリール |
| その他(ドア内側・クロス等) | 10.8L | ホースリール |
| トータル水量 | 89.7L | ホースリールのみ |
NOAH:高圧洗浄機+ホースリールで洗車した場合
| 工程 | 水の使用量 | 使用機材 |
|---|---|---|
| タイヤ・ホイール洗浄 | 10.5L | ホースリール |
| シャンプー作成用 | 7.3L | ホースリール |
| 予洗い | 16.6L | 高圧洗浄機 |
| すすぎ | 69.3L | ホースリール |
| その他(ドアステップ内側・トランク・クロス等) | 12.0L | ホースリール |
| トータル水量 | 115.7L | 高圧洗浄機+ホースリール |
軽自動車のN-WGNとミニバンのNOAHがあるので、イメージしやすいですね。
この情報をベースに、純水器のイオン交換樹脂を入れ替えるまで、言ってみればイオン交換樹脂が寿命を迎えるまで何回洗車ができるかを見積もってみましょう。計算式は以下です。
たとえば、先ほどの東京都港区でピュアニッシュプロを使うとすると、こんな感じです。
| 車種 | 洗車方法 | 採水量の目安 | 1回の洗車で使う純水の量 | 純水が使える回数 |
|---|---|---|---|---|
| N-WGN | ホースリール | 1,800L | 89.7L | 約20回 |
| NOAH | 高圧洗浄機+ホースリール | 1,800L | 115.7L | 約16回 |
ちなみに、この計算はシャンプー作成や予洗いも純水で行う前提です。そのあたりを水道水に置き換えれば純水を節約できるので、さらに使える回数は増えます。そう考えるとけっこう使えますよね。
さて、最後にランニングコストまで計算してみます。
ランニングコストを計算してみる
先ほどのピュアニッシュプロのイオン交換樹脂(3つセット)は、2026年6月時点では定価で12,980円です。これを基に計算すると以下。
| 車種 | 純水が使える回数 | 1回あたりのコスト |
|---|---|---|
| N-WGN | 約20回 | 約649円 |
| NOAH | 約16回 | 約811円 |
どうでしょう?
意外と使えると思います。先ほども言いましたが、この計算はシャンプー液作成や予洗いも純水を使う計算なので、そのあたりは水道水にすればもっと抑えられます。
もっとランニングコストを抑える方法はないの?
結論、あります。それは高圧洗浄機を使うことです
実は、高圧洗浄機はふつうのホースリールに比べて、50%も水の使用量を抑えられるといわれています。
ビューティフルカーズさんが出しているYouTube動画での洗車の実測値では、ホースリールに比べて75%も減らす結果になっていました。
こちらの動画で使用されているのは、僕も使用しているG-WASH Plusです。
洗車キズの原因になる砂やホコリを強力に落としてくれる上、純水の使用量も大幅に削減してくれるという、まさに一石二鳥です。また、コチラは洗車特化型の高圧洗浄機なので、洗車用途メインの方にはぴったりだと思います。
ただし、動作音に関しては少し近所への配慮が必要です。そのあたりは以下の記事にまとめています。
高圧洗浄機が使える環境の方にはおすすめです。
まとめ
今回は、以下についてまとめました。
- 純水器の基本的な使い方
- 純水器の洗車での使いどころ
- 純水器のランニングコスト
特に皆さんが気になるのは「いかに純水器のランニングコストを落とすか?」という点だと思います。
基本は、
- 純水を使う工程をすすぎなどに絞ること
- 高圧洗浄機を使うこと
この2つになると思います。特に2つ目の高圧洗浄機は、洗車キズ対策にもなるので個人的にはおススメです。ピュアニッシュProが気になる方は、こちらからチェックできます。
また、実際に使ったレビューは、以下の記事で詳しく書いています。
気になったら購入やレビュー記事の参照をしてみてください。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。


