
「キャンプの荷物が多すぎる。減らしたいけど、何を減らせばいいのかわからない…」
キャンプを続けていると、こんな悩みが出てきますよね。特に、ファミリーキャンプをしだすと荷物がどんどん増えます。
結論、キャンプの荷物を減らすなら、まずは使わない道具を持っていかないこと。 収納を工夫すれば、買い替えなくても荷物はコンパクトにできます。
キャンプ歴10年の僕も先日、男4人のキャンプへ。この人数ならふつう2台ですよね。でも、いろんな荷物削減テクニックを駆使することで車1台で行くことができました。
この記事では、具体的に何を減らし、どう収納すれば荷物がコンパクトになるのかを、僕の実体験をもとにテクニックなどを紹介します。
① 持ち物の削減:使うアイテムだけを持っていく

まず基本は持ち物の削減です。いらないアイテムは排除していきます。
とはいえ、それがカンタンにできたらこんな記事読んでないですよね。そのあたりも詳しくコツを解説していきます。
やらないことを決める
まずはやらないことを決めましょう。やらないことが決まれば、必要ない道具も見えてきます。
キャンプでやめられることは、例えば以下です。
- 料理
- 焚火
料理なんかいい例ですよね。
初心者のうちはダッチオーブンを使った料理を作りたくなりがちですが、そのうちめんどうになってきます。それだけでダッチオーブンは持って行かないという決断ができますよね。
お昼ご飯はカップラーメンやスーパーのお弁当で済ませるというのも全然アリ。むしろ、ゆるキャン△の影響でそういう人も増えてます。
凝った料理をやめるというのは、キャンプの荷物を減らすうえでの大きなヒントになりますよ。
僕がやめたこと:焚火
みなさんは、キャンプで焚火をしますか?
焚火のにおいもつくし、薪の準備や後処理もめんどうなのでやめました。キャンプならではの醍醐味でもあると思いますが、よくよく考えれば無理にやる必要もないな、というのが僕の意見です。
やめたらやめたで、特に物足りなさはないですし、夜は別のことに時間を使えるようになるので意外といい選択肢ですよ。
いままで当たり前にやっていたことを思い切ってやめてみる。 これが持ち物を減らす大きな一歩です。
食事を決める
キャンプで食べるメニューを事前に決めておくと、おのずと荷物は減らせます。でも、これで何が減るのと思いますよね。食べる量は変わらないので食材は減りません。
減るのは、調味料と調理器具です。
調味料の厳選
例えば、以下はとある1泊2日のキャンプで事前に決めた食事です。
- 1日目の昼:タコライス
- 1日目の夜:焼肉・ごはん
- 2日目の朝:パン・目玉焼・ウィンナー・コーヒー
タコライスとか何となく色々と必要そうだなって思いますよね。でも、「タコライスの素」というのが売っていますし、サルサソースも市販で売っています。
あとは、焼肉には塩コショウと焼肉のタレ、目玉焼きには塩コショウと油くらいか…となります。
そうすると、必要な調味料は以下に絞られます。
- タコライスの素
- サルサソース
- 塩コショウ
- 焼肉のタレ
- 油
他は持って行かないでOK。
ありがちなのは、調味料ケースにしょう油とかオリーブオイルとかをお守りで入れてしまうんですよね。でも、ボトルに入った液体だったりすると地味に重いしスペースも取るんですよ。
まずはそこを削減しようということです。
調理器具の厳選
料理が決まったので、使う調理器具も絞れますよね。必要な調理器具は以下のあたりです。
- タコライス → フライパン・炊飯鍋・包丁・まな板
- 焼肉・ごはん → BBQコンロ・炊飯鍋・包丁・まな板
- パン・目玉焼・ウィンナー・コーヒー → フライパン・ケトル
このあたりをまとめると、必要なのは以下。
- フライパン
- 炊飯鍋
- 包丁
- まな板
- BBQコンロ
- ケトル
上記以外は家に置いていきましょう。調理器具って地味にかさばるので、そこをそぎ落としてあげるとグっと荷物が減ります。
でも、これではちょっとまだ減り切った感じがしませんよね。そこでもうひと工夫です。
食材の下ごしらえと小分け
食事メニューを決めると、自動的に食材の量やサイズが決まります。
すると、キャンプ場でわざわざ食材を取り分けてカットする必要はなく、自宅で準備していけますよね。
家でカットして持っていけば、包丁やまな板が減り、お肉なんかはトレーから出して必要分だけラップとビニール袋にまとめられます。
ラップだけだとドリップが流れ出てしまうので、ビニール袋に入れておくと安心です。
そんな感じで調理器具はさらに減って残るのは以下。
- フライパン
- 炊飯鍋
- BBQコンロ
- ケトル
こうすることで、食材はコンパクトになり調理器具も減るというわけです。
僕の実践例
例えば、僕がキャンプでよく作るタコライス。材料はこんなふうに準備しています。
- ひき肉は自宅で炒めておく
- 野菜はあらかじめカットする
- チーズは使う量だけ小分けにする
ここまですれば、包丁やまな板は不要。さきほどの持ち物がさらに減って「フライパン・炊飯鍋・BBQコンロ・ケトル」だけでよくなりますよね。
現地での準備や片付けも楽になります。
こんな感じで食事を決めておいてそこから逆算することで、調味料・調理器具・余分な食材をググっと減らせるようになります。
②現地調達:キャンプ道具をレンタルする

持ち物を削減する方法を紹介しましたが、とはいえ、やりたいことは減らしたくないこともありますよね。僕は焚火はやめられましたが、やりたいことは減らせないという人も多いはず。
そんな人は、ぜひ以下を考えてください。
- レンタルサービスをつかう
- キャンプ場でレンタルする
①:レンタルサービスをつかう
マットや寝袋など、かさばる道具はレンタルサービスを使うのがおすすめですよ。
最近のレンタルサービスってめちゃくちゃ便利になってるんですよね。特によかったのは、hinata レンタル。
提携しているキャンプ場なら現地で受取と返却もOK。これがありそうでなかったサービスですが、実際に使ってみるとめちゃ便利です。
実際に使ってみた
会社のメンバー3人とキャンプに行くことになったんですが、僕以外みんな初心者で、しかもうちの車1台です。うちの車はわりと大きいですが、さすがに大人4人+荷物はかなりギリギリです。
そこで使ったのがhinata レンタルで、3人分のシュラフ・マット・コットをまとめて注文しました。
このときは配送先は自宅にしたんですが、返却はキャンプ場近くのヤマト営業所にしました。まーこれが便利なこと笑。
受取と返却もキャンプ場にすればよかったと思いましたね。
今回のケースみたいに、初心者といっしょにキャンプに行くような場合は、レンタルサービスを使っちゃった方が手っ取り早いと思います。
ただ、在庫に限りがあったり、配送スケジュールの関係で、数日前の予約が必要だったりするので、ぜひ早めに予約することをおススメします。
②:キャンプ場でレンタルする
有名どころのキャンプ場なら、レンタル品を貸してくれるところもあります。
もし目当ての道具が現地で借りられるなら、急に必要なときも借りられるのでコチラもおすすめです。
ただ、ちょっとデメリットもありまして、
- レンタルをやっているキャンプ場は一部
- レンタルをやっていたとしても品ぞろえが少ない
- 衛生面がマチマチ
このあたりはちょっと気になるなと思います。
テント、タープ、チェア、寝袋など王道のアイテムはラインナップされていることが多いですが、コットなどサイドメニュー的なアイテムはなかったりするんですよね。
このあたりは、好みによって使い分ければうまく活用できると思います。
② 小型化:コンパクトに収納できるキャンプ道具にする

レンタルサービスを紹介してきましたが、自分のキャンプギアでキャンプしたい人も多いですよね。そんな時はキャンプ道具そのものをコンパクトにしましょう。個人的には、以下はコンパクトにできる可能性が大きいと思います。
- マット
- シュラフ(寝袋)
- チェア
- コンロ
- ウォータージャグ
順番に説明していきます。
①:マット
キャンプギアの中でトップクラスに大きいのがマットじゃないでしょうか。特にインフレーターマットはかさばりますよね。ここから見直すのが効果は大きいと思います。
特に、収納がコンパクトなエアマットなどへ替えてみるのがおすすめです。
ただし、なんでもかんでもいいというのではなく、寒い環境でも耐えられるのが重要です。
僕のおすすめ
僕のおすすめは以下です。
- サーマレスト
- NEMO
- SEA TO SUMMIT
よほど極寒でない限りはオールラウンドにこのあたりが使えると思いますよ。ちなみに、僕ならサーマレストの少し古いシリーズのネオエアーXサーモ ベイパーというのを使っています。
インフレーターマットと比べるとこんな感じです。

どうでしょう?体積としては、7~8倍くらいはサイズ感が違うと思います。
ファミリーキャンプで行く方は家族全員の分を買い替えるまではしなくても、お父さんやお母さんの分だけ替えてみるとかでも全然いいと思います。
②:シュラフ(寝袋)
今使っているシュラフが化繊(化学繊維)タイプなら、ダウン製のシュラフにするとコンパクトになります。
ダウンは少ない中綿でも高い保温性を確保でき、圧縮性にも優れています。そのため、同じくらいの保温性能を持つ化繊シュラフと比べて、収納サイズを小さくなるのが特徴です。
化繊タイプはどうしても収納サイズが大きくなりがちですが、ダウン製は保温力も高くてコンパクトに収まります。
僕のおすすめ
おすすめは、NANGAの「オーロラテックス ライト」シリーズです。
NANGAは高品質なダウンシュラフで知られる国内ブランド。中でもオーロラテックス ライトは、軽量でコンパクトな収納性に加え、防水透湿素材によって結露などの水濡れにも強いのが特徴。
春から秋向けのモデルから冬キャンプ対応モデルまで揃っているので、キャンプ場の気温に合わせて選べます。
シュラフは一度買えば長く使えるものなので、安さだけで選ばず、思い切って品質の高いものを買うのもアリだと思います。
③:チェア
椅子にこだわりがなければ、コンパクトチェアに変えるのもおすすめです。フレームを折りたたんでかなり小さく収納できます。
僕のおすすめ
コンパクトにできるチェアは色々とあるんですが、以下3つを選べば失敗はしにくいんじゃないかと思います。
- Helinox:チェアワン
- DOD:スワルスエックスハイ2
- MoonLence:アウトドアチェア
安定と信頼感ならチェアワン、ハイバックタイプならスワルスエックスハイ2、価格重視ならMoonLenceですね。
まよったらHelinoxを買っておけば失敗は少ないと思います。
MoonLenceは安いという点に関してはずば抜けていますし、決して悪い製品ではないですが、ちょっと個体差が出やすいかもです。
コチラの記事を読んでいる方はこれからもキャンプを続ける方だと思うので、長い目で見て、HelinoxかDODを買っておくのがよいと思いますよ。
④:コンロ
コンロって地味にかさばりませんか?四角くて収納しやすいかと思いきや、形が微妙にいびつだったりするので、収納に困ったりするんですよね。
そんな悩みを解決するなら、以下がおすすめです。
- フラットバーナー
- イワタニJrバーナー
フラットバーナー
まずは、何と言ってもフラットバーナー。SnowPeakが開発したIGT規格アイテムの代表といってもいいでしょう。
フラットバーナーはIGT規格であることに注目されがちですが、収納サイズのコンパクトさも実は優秀なんですよね。収納時は、こんなふうに薄く収納可能です。厚さはだいたい6~7cmくらい。

ここまで収納がフラットなコンロって他にないんですよね。こういうところが、長く愛されるポイントだと思います。
ジュニアコンパクトバーナー
それでもまだ大きい!という方には、イワタニのジュニアコンパクトバーナー。これも言わずと知れた名品です。コンロ界隈ではトップクラスの軽量・コンパクトと言っても差し支えないと思います。
このサイズ感をご覧ください笑。ほとんど手のひらサイズ。

収納ケースもキレイな直方体なので、収納に困ることもありません。

コロナでキャンプが大流行したときに、品薄とか価格高騰で手に入りにくい時期があったんですよね。さすがに今は落ち着きましたが、いまだに大定番のロングセラー商品です。
とにかく荷物をコンパクトに軽くしたいという方にはめちゃくちゃぴったりです。
⑤:ウォータージャグ
ウォータージャグって、中身はすっからかんなのにサイズはデカい。水を入れるので当たり前ですが…。
そういう場合は、折り畳み式のウォータージャグを検討しましょう。
僕のおすすめ
折り畳みのウォータージャグの選択肢はあまり多くなくて、以下の2択かなと思います。
- FIELDOOR ウォータージャグ
- FUTUREFOX ウォータージャグ
この2つは基本的には好みで選ぶ感じかなと思います。
しいて言うなら、FUTUREFOXの方が、スタンドや水量が分かるように窓がついていたりと使い勝手は上な分、少し値段は高め。
そこまでのこだわりがなければ、フィールドアのジャグでも全然問題はないと思います。
④ 収納の効率化:スペースを最大限つかう

持ち物を減らし、キャンプ道具もコンパクトにしましたね。最後は、それをどう収納するか。地味にこれがいちばん経験値が出ると思います。
スタッキングでスペースをうめる
鍋やケトルの中に、ほかの道具を収納しましょう。 こうして道具を重ねたり、中に収めたりすることを「スタッキング」といいます。※stack=積み重ねる
実例①:クッカー
キャンプ用のクッカーはスタッキングできるセットになってることが多いです。これをうまく応用しましょう。
例えばこちらは、ぼくが昔から愛用しているキャプテンスタッグのクッカーです。

こんな感じで、市販のクッカーをベースにして、さらにコップ、ザル、小皿などを詰めていきます。こうすることで、ムダなスペースを使うことなく収納ができますよ。
実例②:ケトル
あとは、ケトルですね。こちらも長年つかっているコールマンのケトルですが、中にコップを重ねて収納できるのでおすすめです。



あとこのケトル、無骨な感じがするのでかなり気に入ってます笑 もう、5年以上使っていますが現役で使えています。
気になる人は買ってみてください。
注意点:必要な道具まで減らさない

ここまで荷物をできるかぎり減らすことを書いてきました。
最後に一つだけ。荷物を減らすために、必要なアイテムまで削らないように注意です。
特に残しておいた方がいいのは体調や安全に関するアイテム。例えば、以下です。
- 防寒具
- 寝具
- 照明
防寒具やシュラフなど、寒さをしのぐアイテムを「使わない」と判断するのはやめましょう。
あくまでも、性能を保ちつつコンパクト化したり、レンタルサービスで借りるなどが正解です。キャンプで体調を崩すとめちゃくちゃ大変です。片付けや帰るための体力も必要です。
あと、照明なんかも減らしすぎると、暗くなりすぎてケガや事故につながります。
事故や病気のきっかけになるようなモノの減らし方は避けるようにしましょう。
まとめ
キャンプの荷物を減らすなら、方法は4つです。
- 持ち物の削減: 今回使わない道具を外す
- 収納の効率化: スタッキングとコンテナの見直しで省スペース化
- 道具の小型化: かさばる道具をコンパクトなものに替える
- 現地調達: 現地購入やレンタルで運ぶ物を減らす
まずは収納ボックスを開けて、使わない道具を減らすことから。買い替えは、その後で十分です。
それでも荷物が多いなら、コンパクトな用品や現地レンタルを活用しましょう。お気に入りの道具は残しながら、無理なく荷物を減らすのが僕のおすすめです。